中国の古代レスリング「摔角(シュワイジャオ)」がモチーフになっています。元となった壁画「太子相撲図」はおよそ1500年前、北部周王朝の時代に描かれたもので、甘粛省北西部にある有名な敦煌洞窟のうち第290窟で発見されました。投げを打つ相手に対し、必死に耐える競技者が、躍動感たっぷりに描かれています。コイン左下には今大会で使用されるレスリング競技のピクトグラム、その右に150元の額面と中国語で「第29回オリンピック競技大会」を意味する文字が刻まれています。