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平成20年2月29日

「流動資産担保融資保証制度」東北地方第1号案件
〜ABLの取り扱いについて〜

 株式会社東北銀行(取締役頭取 浅沼 新)は、有限会社高清水食糧(代表取締役 尾西 洋次)に、「米」を担保として融資枠を設定しましたのでお知らせします。当行は平成17年度よりアグリビジネスへの支援を積極的に行っており、本件もその一環として「米」を担保とした融資枠の設定を行いました。今回の融資枠設定は、宮城県信用保証協会の流動資産担保保証制度を活用したABLであり、本制度を利用した融資枠の設定は東北地方で初めての取り扱いとなります。
 有限会社高清水食糧は、アルファ米などの米加工食品を製造する尾西食品株式会社へ、米を加工(精米)し、納入する事業を中核事業としています。有限会社高清水食糧は取引先から高品質で安全性が高い製品の納入を求められており、高度な精米技術と徹底した在庫管理を常に追及しています。当行では高品質な製品と、徹底した在庫管理に着目し、流動資産担保融資保証制度を活用したABLを取り組みました。
 当行は、地域金融機関として中小企業金融への積極的な取り組みを展開しておりますが、アグリビジネスへの取り組みや不動産担保・保証に過度に依存しない融資の一環として、今後もABLの仕組みを取り入れた融資に積極的に取り組み、地域経済の発展に寄与して参ります。

【融資枠の概要】
融資形態 当座貸越形式
融資極度額 5,000万円
期 間 1年
担 保

【有限会社高清水食糧の概要】
所在地 宮城県栗原市
高清水松の木沢田24
資本金 4百万円
代表者 尾西 洋次 従業員数 9名
業 種 米穀加工、卸 設 立 平成11年8月

【融資スキーム図】
ABL(アセット・ベースト・レンディング)
不動産以外の動産(在庫や機械設備等)や債権(売掛金)といった流動性の高い資産を担保とした融資形態。
流動資産担保融資保証制度
中堅・中小企業の売掛債権及び棚卸資産を担保とした融資に対して、信用保証協会が保証する制度。資金調達の円滑化・多様化を図ることを目的として、平成19年8月に創設。本保証制度により、これまで担保として利用されることのなかった商品在庫、製品等を担保として活用できるため、中堅・中小企業にとって機動的な資金調達が可能となる。