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みちのく銀行・北都銀行・荘内銀行との連携による『SPC設立による債権流動化業務』の開始について

 今般、(株)東北銀行(頭取:浅沼 新)は、お取引先の高度化、多様化する金融ニーズにお応えするため、(株)みちのく銀行(本店:青森県青森市、頭取:杉本康雄)、(株)北都銀行(本店:秋田県秋田市、頭取:加賀谷 武夫)、(株)荘内銀行(本店:山形県鶴岡市、頭取:町田 睿)、と連携して、「SPC設立による債権流動化業務」を開始することで合意いたしましたのでお知らせいたします。

1.目的

 この債権流動化業務は、お取引先が保有する売掛債権や手形債権等の金銭債権を、一定の審査基準に基づき買い取ることで、新たな資金調達手段の提供を図るものです。

2.業務運営のスキーム

(1) 売掛債権等の買取りのため、中間法人を活用したSPC(特別目的会社)を四行が共同で設立いたします。
(2) 各行が自行専用のSPC支店により業務を展開する方式とします。(下図をご参照ください)
(3) 各行専用のSPC支店を設置(独立採算方式)することで、各行の独自性を発揮した運営が実現できます。

3.業務開始時期

 5月を目途に、中間法人及びSPC設立手続きを行い、手続き終了後速やかに業務を開始いたします。

4.スキームの特徴

 今般のSPC設立は国内完結型のスキームを採用しているため、従来のケイマン等の海外SPCを利用したスキームに比べて、設立時の費用や運営経費を大幅に削減できます。
 さらに、連携行が事務や費用を分担するローコスト化の実現により、大企業の大型案件のみならず地域中小企業の小口債権流動化への対応も可能となります。
 地域金融機関連携による「中間法人を活用したSPC支店方式の債権流動化業務」は、全国でも初めてとなります。
 なお、当行は、多様化するお取引先のニーズに対応し、サービス向上に努めるとともに、地域経済発展に貢献していくため、今後も先進的金融サービスの開発・提供を行ってまいります。
以上


(※1)連携四行が基金を拠出して中間法人を設立
(※2)中間法人は資本金を出資して株式会社であるSPCを設立
(※3)SPCは連携各行の専用の支店を設立
→ 各支店は取引先の保有する売掛債権や手形債権を買取り(
→ 各行がSPC支店に買取り資金を融資(
中間法人とは
   平成14年4月に施行された中間法人法に基づき設立される法人。設立手続きが比較的簡易であるため、近年、債権流動化業務におけるSPC設立に活用されている。
SPCとは
   Special Purpose Companyの略で、債権買取りを目的として設立される特別目的会社