行員インタビュー2

エリアコーチ
抱石 ひとみDAKIISHI HITOMI
金融機関に就職後、結婚・出産を機に退職。子育てが一段落した2011年に契約社員としてとうぎんに入行。その後、正規雇用社員となる。現在、資産運用サポート部で預かり資産関連の推進業務を担当する一方、エリアコーチとして、自身のスキルや経験を踏まえながら後進の育成にも携わる。
橋本 卓也HASHIMOTO TAKUYA
九戸郡九戸村出身で東京の大学に進学。卒業後、プロバレーボール選手としてV・プレミアリーグのFC東京に在籍し、ミドルブロッカーとして活躍。2016年のいわて国体を機にUターンでとうぎんに入行。バレーボールで培った積極的なコミュニケーション力を活かし、お客様との深耕を実践している。


後進を育てること。
地域の未来を育むこと。
抱石
資産運用サポート部に所属し、預かり資産関連の推進業務を担当しています。また、エリアコーチとして本店営業部と大通支店の行員を育成する立場でもあるので、指導を目的として行員に帯同して取引先に赴く場合もあります。
橋本
矢巾支店で法人と個人のお客様に向けた融資全般を担当しています。法人のお客様にはビジネスマッチングや本業支援も行い、個人のお客様には保険や資産運用など資産形成に係るご提案もさせていただいています。
抱石
橋本さんはバレーボール選手として名前が知られている分、仕事がやりやすい場合とそうでない場合があると思いますが、どうですか。
橋本
声をかけていただくこともあり嬉しく思う反面、銀行員としてはまだ成長過程だと思っています。銀行業務は多岐にわたり、常に新しい知識を習得する必要があるので、通信講座や資格試験を積極的にとるようにしています。抱石さんはいかがですか。
抱石
エリアコーチという立場で指示を出す場面が増えましたが、言語化して相手に伝えることの難しさを感じています。その点は、指導者に向けたセミナーなどに参加して、講演者の話法を参考にしたりしています。
橋本
やはり、自分の成長のために常に学ぶ姿勢が大事だということですね。抱石さんのキャリアプランや姿勢は、後輩たちにとってとても参考になると思います。


それぞれで異なる
「とうぎん」への道。
抱石
子育てのために勤めていた金融機関を退職し、その後子育てが落ち着いた頃に、それまでの業務経験を活かせる場所として当行を選びました。状況的には転職ではなく再就職ですが、ある程度の仕事内容については把握できていたことや、対話力には自信があったので、そのスキルを営業に活かせると思いました。
橋本
私は毎年バレーボールの合宿で、日本初のバレーボール専用コートがある紫波町の『オガール』に来ていて、オガールプロジェクトをはじめ当行が公民連携事業への融資などで地域密着金融に向けた取り組みを知ったことがきっかけでした。また、岩手県に育てていただいたのでその恩返しができればとの思いもあり、いわて国体の開催に合わせて転職しました。
抱石
そういう経緯だったんですね。不安はなかったですか?
橋本
もちろん不安でした。それに入行前は、銀行は冷たいというか真面目で固いイメージがありましたが、実際にはみなさんの人柄がいいし、お客様との距離が近いことにも安心しました。

「とうぎん」の職場環境と
働きやすさとは。
抱石
私も、みなさん優しくていい人ばかりだと感じて、新しい職場環境での不安がなくなったことをよく覚えています。また、当時はまだ子どもたちが小さく、さまざまな面で迷惑をかけるのではと不安がありましたが、休暇を取りやすい環境を整えてくださり、支障なく子育てと仕事の両立ができました。
橋本
「行員の家族を大切にする」という姿勢も心強いですよね。私自分のことはもちろんですが、家族が体調崩した時や何かあったときには声かけてくれるし、休みもいただきました。職場全体の理解があると感じました。
抱石
本当にそう思います。また、仕事以外の行事を通して、さまざまな世代の方と接することも多く、刺激になっています。現在はエリア行員ですが、自宅から無理なく通える範囲内の職場を選択できますし、今後は勤務エリアを限定しないフリー行員への転向もできるので、家庭環境などに応じてライフプランとキャリアプランを描くことができます。
橋本
私の場合、行員のみなさんにバレーの大会に応援に来ていただくことも嬉しいです。休みをいただく際も「がんばってケガしないでね」と気持ちよく送り出してくれることがありがたいです。形は違いますが、バレーと同じようにチームワークを実感する瞬間がたくさんあります。
「とうぎん」で目指す、
自分自身のこれから。
抱石
自分自身の今後を考えた場合、例えばキャリアコンサルタントの資格取得なども視野に入ってくると思います。基本的に全ての行動は「やるか、やらないか」の2択だと思っていますが、「やらない」の選択はせず、厳しい状況でも常に「やる」を選択し挑戦していこうと思っています。やらないで後悔することはあっても、やって後悔したことはないので。
橋本
頼もしいです。私はまず、支店で実績を積むことが大切だと思っていて、その上で専門的なスキルや資格を取得していければと考えています。当行は「脱炭素化支援と一次産業支援」に向けての取り組みに力を入れていますので、環境省認定制度の「脱炭素アドバイザー」などの資格取得を目標としたいです。
抱石
お互いに目指す資格取得に向けて頑張っていきたいですね。しかし基本は、困ったときに「あの人に相談しよう」と思ってもらえる銀行員でありたい、ということです。長年のお客様に信頼され、何でも相談してもらえたときや、経験を活かして後輩を育てたり、周囲を支える立場になれたときが、やはり一人の銀行員としてかけがえのないやりがいになると思います。
橋本
私は「感謝」を日々のテーマにしています。お取引いただいているお客様はもちろんですが、さまざまな方のおかげで自分が仕事をできていることの「感謝」は積極的に伝えるようにしています。そして抱石さんと同じように「橋本さんに頼んでよかった」と言っていただけるような仕事を積み重ねていきたいと思っています。