ためる・ふやす

リスク商品 注意・説明

「リスク」について

資産運用においてのリスクとは、一般的に考えられる危険という意味ではなく、「運用に対するリターンが確定していない」、「予想通りにいかない可能性」のことをいいます。
主なリスクには次のようなものがあります。

  1. 株価変動リスク

    政治経済情勢・発行企業の業績・市場の需給などを反映し、短期的または長期的に株式の価格が下落することがあるリスクをいいます。

  2. 信用リスク

    組み入れた株式、債券および商品等の発行者の倒産等、発行会社の財務状態の悪化、あるいはそれらに関する外部評価の変化等により基準価額が下落することがあります。
    これにより投資元本を割り込み、損失を被る場合があります。

  3. 流動性リスク

    市場での売買が極端に少ない銘柄を換金する時、買い手が見つからないために、希望した価格で売れない可能性があるリスクをいいます。

  4. 為替変動リスク

    為替相場の変動の影響によるリスクのことをいいます。たとえば、10,000米ドルの外貨を1米ドル=100円で購入した場合、円への換金時の為替相場が同じだった場合は、円貨は100万円のままですが、1米ドル=110円(円安)になると、10,000米ドル×110円=110万円と円換算の受取りは増加します。反面、1米ドル=90円(円高)になると、10,000米ドル×90円=90万円と円換算の受取りは減少します。

  5. 金利変動リスク

    債券(国債など)を満期前に売却(換金)するときに、その債券の市場価格が金利変動などにより値上がりしたり、値下がりしたりすることをいいます。たとえば、ある時点で債券を購入し、その後に市中(世の中の)金利の水準が上昇すると、その債券の価格は値下がりし、反対に金利水準が低下すると値上がりします。

  6. カントリーリスク

    ある国の株式や債券などへの投資を考える場合の、その国の政治的・経済的な見地からのリスクです。例えば、ある国の政治情勢が安定し、財政状態が良好であるなどの場合は、その国(の証券)に投資するリスクは低いといえますが、逆に政治情勢が不安定で財政状態が悪化しているなどの場合は、カントリーリスクは高いといえます。

  7. インフレリスク

    投資した金融商品の利率より、インフレ率(物価上場率)の方が高い場合に生じます。たとえば、100円を年2%の定期預金に1年間投資し、その間のインフレ率が3%だったとすると、投資元本は利息を加えると1年後に102円ですが、投資した時点で100円だった物の価格は103円になっています。つまりインフレリスクとはお金の価値が低下してしまうリスクのことをいいます。

ページトップへ